現在の担当授業科目

《現在の担当授業科目》

  • 組織経済学特論(大学院経営学研究科) ※2020年度より
     組織の経済学は,現代経済学において重要な位置を占めるとともに経営学との関連も深い新制度派経済学の一分野であり,合理的な経済行動あるいはその阻害要因に基づいて企業組織における制度の形成発展を説明する諸理論の統合体です。この授業では,主要文献の講読を通して,経営学研究においても用いられることの多い取引費用理論,エージェンシー理論,所有権理論などの諸理論を修得しながら,方法論の観点から新制度派経済学の根底にある哲学および諸前提を検討します。
     

  • 近代経済学A(ミクロ経済学)
     この授業は,初めて経済学を学ぶ経営学部生を対象として,経営学や現実の経営実践を理解するために必要なミクロ経済学の基礎を解説します。ミクロ経済学は,市場価格を参照する個々の家計や企業の行動から,市場において需要と供給が均衡し,希少資源が効率的に配分されるメカニズムと,それが市場全体にもたらす厚生を分析する学問分野です。この授業では,特に企業経営との関連が深い,消費者の効用,企業の利潤と費用構造,市場における競争などの事項に重きをおきながら,市場の失敗についても解説します。
     

  • 近代経済学B(マクロ経済学)
     この授業は,初めて経済学を学ぶ経営学部生を対象として,経営学や現実の経営実践を理解するために必要なマクロ経済学の基礎を解説します。マクロ経済学は,生産,所得,消費,政府支出,投資,輸出入,貨幣量,利子率,物価,失業率などの経済変数の関係によって,一国全体の経済状況を分析する学問分野です。この授業では,特に企業経営との関連が深い,企業部門と家計部門を結ぶマクロ経済循環,セイ法則と有効需要原理,政府による財政金融政策などの事項に重きをおきながら,経済政策の限界についても解説します。
     
  • ビジネス・エコノミックスA ※2018年度より
     この授業は,営利・非営利を問わず経営実践に携わることになる経営学部生を対象として,現実の経済動向の理解や経営意思決定に資する経済学の知識を提供します。Aは「ミクロ編」であり,ミクロ経済学の知識を応用して,現実の市場の構造と経済主体の行動を理解することを目標とします。授業では,市場の全体像を捉えるための理論的枠組みを確認した上で,さまざまなグラフによって可視化しながら,市場構造と消費者・企業の行動様式を学びます。
     
  • ビジネス・エコノミックスB ※2018年度より
     この授業は,営利・非営利を問わず経営実践に携わることになる経営学部生を対象として,現実の経済動向の理解や経営意思決定に資する経済学の知識を提供します。Bは「マクロ編」であり,マクロ経済学の知識を応用して,現実の日本経済の動向を理解することを目標とします。授業では,マクロ経済の全体像を捉えるための理論的枠組みを確認した上で,さまざまな経済指標によって可視化しながら,日本経済の諸側面を学びます。
     
  • 基礎専門演習A(テーマ:ミクロ経済学) ※2017年度より
     ミクロ経済学は,市場価格を参照する消費者と生産者の行動から,市場において需要と供給が均衡し,希少資源が効率的に配分されるメカニズムを分析する学問分野であり,国内外を問わず経済・経営分野において必要不可欠な知識体系,グローバルスタンダードと見做されています。この演習では,その基礎知識をグローバル社会において応用可能な形で修得するため,英語文献を用いてミクロ経済学を学んでいきます。
     
  • 演習Ⅰ・ⅡA・ⅡB・ⅢA・ⅢB(テーマ:市場と組織の経済学)
     「市場と組織の経済学」をテーマに,経営学部の学生が経済学を共に学び議論する場を提供します。とりわけ現代経済学において重要な位置を占め,経営学にとっても関連の深い「新制度派経済学」のアプローチを体系的に学びますが,卒業論文に向けた個人研究では,広く経済理論・経済思想・経済事情のいずれかに関連するテーマを各自で設定します。この演習(ゼミナール)は,2年次の秋学期から卒業までの2年半にわたって開講され,文献輪読と個人発表・グループ発表により思考力・表現力・問題発見解決力を鍛えます。詳しくはこちらを参照してください。
     

《過去の担当授業科目》

  • Japanese Economy ※2014~2017年度
  • 教養演習A(テーマ:経済思想入門)※2017年度
  • 教養演習A(テーマ:経済学入門)※2015~2016年度
  • 教養演習A(テーマ:市場の道徳性について考える)※2013~2014年度
     

※このページには,正式なシラバスではなく,授業の概要のみを掲載しています。
 履修される学生の皆さんは必ずシラバスも参照してください。